こんにちは、いなば ひろやすです。
VB.NETでプログラミングを始めるにしても、プログラミングするための環境というものが必要になります。
この記事では、VB.NETでプログラミングをするのに必要な『Visual Studio』という統合開発環境(IDE)をダウンロードする方法とインストールの方法について解説していきます。
プログラミングを始めるための最初の一歩として実践してみてください。
1.Visual Studio 2019とは
『Visual Studio 2019』とは、Microsoftが開発した統合開発環境(IDE)です。
プログラミングするのに必要なアプリケーションが全てバンドルされているので、Visual Studio 2019さえインストールしておけばその瞬間からプログラミング開発が可能になります。
バンドルされているのは主に以下のアプリケーションです。
- ソースコードエディタ
- コンパイラ
- リンケージエディタ(リンカ)
- デバッガ
それぞれの詳しい解説は省きますが、これらのアプリケーションがあって初めてソースコードの記述や、ビルド、デバッグ等ができるようになります。
2.Visual Studio 2019のエディション
『Visual Studio』の最新バージョンは2020年7月現在『Visual Studio 2019』です。
『Visual Studio 2019』には開発規模に応じた3つのエディションが用意されています。
2-1.Community
今回インストールするエディションはこの『Community』です。
Communityは個人開発者向けのエディションで、価格はなんと無料です。
無料である分、機能制限も多いですが、個人でプログラミングをするのであればこのエディションで十分です。
ですので、今回はこの『Community』をインストールしてダウンロードする手順を紹介します。
2-2.Professional
Professionalは小規模開発チーム向けのエディションとなります。
Enterpriseと比べて機能制限はありますが、プロの現場で開発するには十分な機能を備えています。
値段は月額45ドル、年間契約で最初の年が1,199ドル、次の年から799ドルと最上位エディションのEnterpriseよりは安いですが、それでも年間数万円~10数万円もかかります。
個人でプログラミングする場合はこのエディションは必要ないでしょう。
2-3.Enterprise
Enterpriseは大規模開発チーム向けのエディションです。
最上位エディションで、価格も月額250ドルとかなりの高額で、年間契約にすると最初の年が5,999ドル、次の年から2,569ドルと、年間数十万円もかかります。
もちろん最上位エディションなので、Visual Studioの全ての機能を使用することができますが、やはり個人でプログラミングを行う場合はこのエディションは必要ないでしょう。
3.Visual Studio 2019 Communityをダウンロードする
それでは『Visual Studio 2019 Community』のダウンロード方法を解説していきます。
下記のリンクに入り、Communityの『無料ダウンロード』のボタンをクリックしてください。
すると、以下の画面が表示され、Visual Studio 2019 Communityのダウンロードが開始されます。
もしダウンロードが開始されない場合は、「こちらをクリックして、もう一度お試しください」と書かれたリンクをクリックして再度ダウンロードをしてみてください。
ブラウザにもよりますが、ダウンロードされたらブラウザの下部にダウンロードしたファイル名が表示されますので、こちらをクリックしてインストールを開始してください。
4.Visual Studio 2019 Communityをインストールする
インストールが始まると下記のようなプログレスバーが表示されます。
プログレスバーが100%になると確認画面が表示されるので、続行ボタンをクリックしてください。
続行すると再度ダウンロードとインストールの進捗を示すバーが表示されますので、インストールが終了するまで待ちます。
インストールが終了すると、どのプログラム言語での開発環境をインストールするか選択する画面が表示されるので、ここでは『.NET デスクトップ開発』にチェックを付けて画面右下の『ダウンロードしながらインストールする』を選んで『インストール』ボタンをクリックしましょう。
すると、開発環境のインストール進捗の画面が表示されるので、インストールが完了するまで更に待ちます。
ここでのインストールが完了すると、全てのインストールが完了となります。
5.Visual Studio 2019 Communityを起動する
上記のインストール時に『インストール後に起動する』にチェックが入っていると、Visual Studioが自動で起動してきます。
チェックが入っていなかったとしても、スタートメニューの中から『Visual Studio 2019』をクリックして起動してください。
6.プロジェクトを実行する
では、プロジェクト起動画面を開いたら、『新しいプロジェクトの作成』を選択してください。
そうすると、新しいプロジェクトの作成画面が起動してきますので、『すべての言語』の部分を『Visual Basic』に、『すべてのプラットフォーム』の部分を『Windows』に、『すべてのプロジェクトの種類』の部分を『デスクトップ』に変更します。
絞り込まれたプロジェクトテンプレートの一覧の中から、『空のプロジェクト(.NET framework)』を選択して、画面右下の『次へ』ボタンをクリックしましょう。
続いて「新しいプロジェクトを構成します」の画面が表示されますので、ここではプロジェクト名とファイルの保存場所を指定してください。
ファイルの保存場所は、『場所』の欄に直接パスを記載するか、右側の『…』ボタンから任意のパスに変更することが可能です。
また、『ソリューションとプロジェクトを同じディレクトリに配置する』にチェックを入れるとプロジェクトファイルの管理が楽になります。
『プロジェクト名』、『場所』、『ソリューション名』、『フレームワーク』を指定したら『作成』ボタンをクリックします。
おめでとうございます。
これで『Visual Studio』を起動することができました。
7.まとめ
いかがでしたでしょうか。
VB.NETでプログラミングを始めるために、まずは『Visual Studio 2019』をインストールする必要がありますが、これでインストール出来たかと思います。
昨今、プログラミングを始めたいという人が増え続けています。
更には『Visual Studio 2019』も無料版の【Community】があるので、プログラミングの参入障壁も限りなく低くなってきています。
その上、小学校ではプログラミングが必修化されていますので、その小学生が大人になって社会人になると、プログラミングができて当たり前の時代がやって来るでしょう。
10年後、20年後にプログラミングができないと仕事がなくなるなんて時代にならないとも限りませんので、これを機会に今からしっかりとプログラミングを学んでみてはいかがでしょうか。
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